~クラスだより1年生~
彼岸花、秋桜、あけび、金木犀・・・朝、小さな手に自然からの贈り物を握りしめて教室にやってくる子どもたち。おかげで、教室の季節のテーブルはいつもにぎやかです。
さて、専科の時間には担任以外の教員から中国語、英語、オイリュトミー、音楽、手仕事を学んでいます。「今日の専科は何かな?」と、毎日異なる専科の時間を楽しみにしています。
音楽では、耳を澄ませて音を聞き、体を動かしたり止めたり。一つ穴のリコーダーが配られ、初めて笛を吹きました。教員からの「卵を温めてあげよう」の言葉かけで「ほ~」っとあったかい息を吹き入れると、笛からなんともよい音が響きます。
オイリュトミーの時間の一番の楽しみは、動物になって動く時間。教員の吹くリコーダーの音色を聴き分けて、熊になってのっしのっしと歩いたり、鳥になって翼を広げて飛んだり。
手仕事の時間には、指編みでマフラーを編んでいます。教員から「父さんが、母さん、兄さん、姉さん、赤ちゃんにマフラーをかけてあげたよ」というお話と共に指編みのやり方を教えてもらい、自分の指でお話の続きを編むように、どんどん毛糸を編んでいきます。1度の授業ですっかりやり方を覚え、早速家で長い毛糸を編んだ子もいました。
どの専科の授業でもファンタジーあふれるお話を聴きながらどっぷりと学びの世界に入り込みます。自分の手や体から美しいものを生み出す時間は、喜びにあふれています。
10月中旬に行われた収穫祭。前日には一人一つ家から持ち寄った野菜で8年生と一緒にさつま汁づくりに挑戦。8年生に教えてもらいながら皮をむき、蒟蒻を丸め、調理に励みました。皆で大きな円になり、太陽と大地の恵に感謝していただきます!「おいしい!」と何杯もおかわりをする子もいました。
収穫祭当日。1年生は、力を合わせて竹の櫓を立てる大切な役をやりとげました。途中で竹がバランスを崩し、見ている人、引っ張っている1年生、双方がハラハラする場面も・・・。その分、無事に天高く竹が立った時には、歓声が上がりました。その後、1~8年生みんなで手をつなぎ、大きな大きな円になってマイムマイムを踊りました。
たくさんの行事を通じて、上級生のかっこいい姿を見たり、優しくしてもらったりする体験をたくさんしています。優しさや愛をたっぷり受けながら過ごす1年生。いつの日か、受けとった愛を誰かに手渡していく、そんな循環が学校に息づいていることを幸せに思う秋の日々です。
<<学校報『プラネッツ』2022年秋冬号より>>